トルコ語翻訳家のイスタンブル暮らし
トルコ・イスタンブール生活22年目、反抗期真っ盛り上の娘、生まれてからずっと反抗期の下の娘をかかえる働く母の日々の出来事や感じたことを綴ります。
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トルコ生活22年目の二人子持ちの翻訳家・通訳の日常生活と旅行の記録です。トルコ民家研究がライフワークです。



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イスタンブルのギリシャ総領事館でクラシック・コンサート
タキシム広場から伸びる歩行者天国、
イスティクラル大通り上に位置するギリシャ領事館付の
文化センター、Sismanoglio Megaroでは、
イスタンブル・シンフォニー協会月2回ほど
クラシックコンサートが催されています。

sismanoglio1

Sismanoglio Megaroとは、トルコ語が分かる方には
ピンとくると思いますが、
Şişmanoğluですね。トルコ人の名前みたいです。
この邸宅は、もとはカッパドキア方面にいたルム
(ギリシャ系住民)コンスタンチノス・シシマンオウル氏の
所有だったものです。

1909年にコンスタンティノス氏の父親が
建てた優雅な邸宅は、
1939年、第2次世界大戦の最中にギリシャ政府に寄贈されました。
sismanoglio3

シシマンオウル一族がその後
ギリシャで病院を建てたりしているところを見ると、
第2次世界大戦に参戦しなかったトルコが
財政難をしのぐために非ムスリムに課した
「資産税」の重圧に耐えかねてか、
ギリシャへ移住したのだと思います。
1923,4年の住民交換
(ローザンヌ条約で決められたギリシャ領のトルコ系住民と
トルコ領のルムを交換する取り決め)
の際に150万人ほどのルムがギリシャ領へ去りましたが、
イスタンブル地域はその範囲に入っていなかったので、
かなりの数のルムが残っていました。
ところが第2次世界大戦中の資産税の導入、
その後1974年のキプロス危機など、
ギリシャとの関係が悪化すると次々に去っていきました。
今ではルムはもう数えるほどしか残っていないそうです。

sismanoglio2

話を元に戻しますが、
今はギリシャ総領事館の文化センターになっている
Sismanoglio Megaroですが、
クラシックコンサートが催されていると、
友人が知らせてくれて、
早速出かけました。
İstanbul Senfeni Derneiイスタンブル・シンフォニー協会という
クラシック音楽愛好会が主催です。
Stainways & sonsの、クラシックなグランドピアノもあって、
音楽会にはばっちりの空間!

sismaoglio5

sismanoglio6
ピアノはSteinway&Sonsのアンティーク?

sismanoglio10

初めて出かけた日はみぞれ混じりの雪が降り、
極寒の日だったので、中止にならないか心配しましたが、
開催する模様。
150人収容のお部屋に30人ほどしか来ていませんでしたが、
それでも演奏は決行です。
Sila Gerbağ さん、Ayşen Pancarcıさんという
フルーティストが出演。
フルートのデュエットが楽しみで来ましたが、
モーツァルトのモーツァルト/2台のピアノ・ソナタ ニ長調を、
フルートデュエットで、
ものすごく近くで聴けて幸せ!
フルートって、デュエットだとますますうっとりする音色です!

sismanoglio7

sismanoglio8
ピアノの方、まるで日本人みたいですね。
一緒に行った友人が思わず日本語で話しかけてしまいました。。。

別の日にチャイコフスキーやガーシュウィンをやるというので
出かけましたよ、娘たち連れて。
今回は満員で、食べ物もあった!
長く会っていなかった知り合いに偶然会ったりして、
うれしい日でした。
サムスンのコンセルヴァトゥワールを卒業した
Seyhan Bulutさんがフルーティスト、バイオリンのCanan Cihangir さん、
アゼルバイジャン出身のOlgaHasanoğlu さん、
打楽器のHasan BulutはSeyhanさんのご兄弟か、ご主人でしょうか、
といった演奏家の方々が出演です。
チャイコのロマンス、ガーシュウィンのラプロディ・イン・ブルー、
モンティのチャルダッシュといったテンポの速い曲で盛り上がりました。
トルコ人作曲家のタンゴ風の曲も。

トルコでは、こういった演奏が聴ける機会が日本ほど多くないので、
アンテナを張り巡らせて情報収集しないと。

イベント情報はこちら:https://www.facebook.com/sismanogliomegaro?fref=ts



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テーマ:トルコ - ジャンル:海外情報


ロココ空間で夢のようなコンサート
ずいぶんご無沙汰してしまいました。。。

すごい翻訳が来たのと、義姉がイスタンブルに来るにあたって、
いろいろやることがあったからです。

義姉はピアニストで、ここ何年か日本でコンサート企画のしごとをしています。

ギリシャに行くついでにイスタンブルにも寄るというので、
今度コンサートができるように、会場を下見しようとしていたのでした。

そこへウィーン在住のソプラノ、斉藤園子さんが合流することになり、
せっかく来るんだったら、歌いたいよね~

ということになったので、急きょ会場を用意しなくてはならなくなり、
思いついたのがイスタンブル旧総領事館の建物でした。

opera bina

opera

総領事館WEBサイトの写真を拝借しました。
19世紀に銀行家の持ち物だったという、ロココ風装飾のステキな建物なんです。

しかしソプラノだけではどうにもならない~
伴奏がないと。
この会場にはピアノがない~

とりあえず娘のトルコ人のフルートの先生はいます。
しかしフルートと歌ね。
義姉が「バイオリンもあったらいいかしら」ってんで、
友達の子のトルコ人のバイオリンの先生を手配。

しかし、バイオリンの先生、
「ソプラノにフルートにバイオリンだけじゃ、全部高音域じゃないの~、
だったらわたしはやらないわよ~ビオラを紹介するわ」

それでしょうがないので自宅から電子ピアノを持っていくことに。
今回スポンサーなしで全部持ち出しですから、レンタルはつらい。

演奏者にみんなで事前に話してもらおうと思って、Facebookで掲示板を設けたんですが、
どうも、トルコ人の演奏家たちは英語を書くのがいやみたいで、話が一向にはかどらない。
楽譜をもらったのかどうなのか、コンサート数日前になってフルートの先生が
「楽譜が開けん~」というし。
つか、わたしが開いたら開けたんだけど、プリントできんというからPDF化して
送ってあげました。
パソコン苦手のよう。

客集めは意外と簡単で、わたしの知り合いだけで70人くらいになってしまった。
客席100席くらいしかない会場なので、わたしの知り合い大集合ではつまらんと思い、
一度集客をストップ。総領事館も広報に協力してくれると言うので、
領事館のFacebookにでしてもらったら、すぐに定員オーバーになってしまいました。

演目は日本のうたも混ぜてこんな感じ。
program

何回も変更して大変でした。。。バックの模様がロココっぽくて、サロンに合っているでしょう~

急遽、カイロ国立歌劇場首席クラリネット奏者の木幡亮仁さんも来ることに!
モーツァルトのクラリネット協奏曲も加わって、まさに「室内楽」!!!

考えただけで卒倒しそうです~

さて、当日は友人に頼んで車を出してもらいました。女手だけで運ぶのはつらかった!
受付も友人たち、椅子並べも友人総動員です。

義姉に同行した画家の築山ようこさんが絵手紙ワークショップをするというので
その準備も。娘と友人を通訳につけました。
高校生になってきたから、役に立つわ~

opera11
トルコ人の方々も満足した様子。

大広間ではゲネプロが続いています。

opera10

ゲネプロでも美しい音色にうっとりして、気絶しそう~
自宅でのフルートのレッスン中も、ときどき先生が見本を吹いてくれたり、
ふたりでデュエットしたりするけれど、
そのたびにうっとりして、こっそり録音したりしてます。。。
吹奏楽器が癒しです~

しかしうちのフルートのメティン先生は、オケに属さずフリーでやっているのですが、
ついアドリブをいれてみんなを驚かしているよう。
ときどき催し物で一緒にやってくれますが、
本番で練習にないアレンジを入れたりして、
素人の娘はびっくりして間違えてしまったりする。

バイオリンのヨンジャ先生は国立オペラのオケの団員だから、
言われたこと以外のことはやらない。

別別に頼んだけれど、性格が違うふたりは
イスタンブル国立コンセルヴァトゥワールの
出身で知り合いでした。

義姉はフルで伴奏しなくちゃいけないと思っていなかったらしく、
練習してない曲もあったようで、ちょっと慌てていました。。。

ワタクシも司会件通訳なんで、台本用意。

いよいよコンサート開始です。

義姉安達のり子のあいさつです。
opera6

先日のSOMAの事故の犠牲者に黙とう。
opera4

冒頭に静かめなクラリネット協奏曲第2楽章をもってきて、スタートです。
そしていよいよ園子さんが悩殺デコルテで登場!

opera1

テンポのよいMy Fair LadyのI could have danceed all night、次に
聞かせどころの多い「ウィーン、わが夢の街」ヨハン・シュトラウスIIの名曲、
「春の声」です。ちと、最後の声が盛り上がって終わるところで伴奏が
遅れたような気が。。。。でも観客にはばれなかったかな?(つか、今ばらしてる)

ビデオがなぜかアップロードできないので、
見たい人はこちらでどうぞ。

Facebook: origami keyfi Japonca tercüme ve kültür sanat

伴奏が豪華で、オケの音が出ている!
司会なのに、何回も卒倒しそうになってしまいました。

休みをはさんでバイオリンのヨンジャさんはマスネの「タイスの瞑想曲」、
フルートのメティン先生は(私の誘導で)フォーレの「シチリアーノ」を演奏。

うっとり、うっとり、うっとりです~~~

そして日本のうたは「浜辺の唄」、けっこう伴奏と合わせるのが難しい曲なんですよね。
娘がお琴と合わせるのに大変で断念した。
「朧月夜」「ふるさと」と続きます。
いずれも明治時代の唱歌で、西洋音楽を学んだ成田為三や岡野貞一の作品。
唱歌は山田耕作や滝廉太郎作曲のものとかもあって、
名作ぞろいですね。

opera5

先生、音楽に入り込んでます。。。
娘がいつも直立不動で吹くのを怒ってますから。。。

アンコールではトルコのうたをやろうということで、
前もって「Samanyolu」をやろうとうちあわせておきました。
カタカナで歌詞を書いといてあげたので、園子さんは
トルコ語でチャレンジ。

それがトルコ人に大ウケでした!

opera8

なんかあっと言う間に終わってしまった。
大盛況でみなさん満足された様子。

「またやって~」という声も多く、早くも第2弾企画中です。


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バロック音楽の夕べat notre dame de sion
軍事博物館の向かい、ジュムフリエット大通りにNotre dame De Sionというフランス系の学校があります。

1856年に11人の修道女によって設立された寄宿制の女子高校でした。その後寄宿舎は廃止になり、1996年からは共学になっています。アタテュルクの養女の3人がこの学校で学んでいます。

イスタンブルにはこのNotre Dame De Sionのような外国人によって設立された学校が数多くあります。

フランス系のものは、Saint joseph,Saint Benoitなどキリスト教宣教師たちによって創立された大変古い学校です。アメリカ人によるRobert Kolejiやドイツ、イタリア系の学校は比較的新しく、いづれもクリミア戦争前後に創立されているところを見ると、この戦争でいいかにオスマン朝に欧米列強の国々が関わっていたのかがうかがい知れます。

さて、話を元に戻しますが、この学校には小さなコンサートホールがあり、夏以外は無料でクラシックコンサートが催されています。
photo+(15)_convert_20121220052448.jpg
月夜がきれい。しかも無料でうれしいですね~

photo+(11)_convert_20121220052106.jpg
コンサートホールの建物は多分あとから建てられたもので、歴史的建造物ではないと思いますが、こんなうふうに天井が十字ヴォールトのゴシック調につくられています。


9月末のオープニングには、有名ピアニスト、アンドレイ・ガブリーロフが来ました。
ストラヴィンスキー、ベートーヴェン、モーツアルトなどを披露してくれました。
photo+(13)_convert_20121220052309.jpg

協奏曲や交響曲のためのオーケストラには、Orchestra de sionというこの学校自前のオーケストラがいるんですね。
この日は日本語補習学校の講師もしているトロンボン奏者の塩島力さんも演奏していました。

12月初めには「バロックの日々」がありました。

photo+(10)_convert_20121220052027_20121220060009.jpg
フルート、チャンバロ、チェロ、オーボエの4人からなるグループ、Barokistの人たちです。
演奏中は写真を撮ってはいけないのでこんな写真しかなくてすみません。

演目はあまりなじみがない作曲家の作品もありましたが、バロック音楽なので曲調にはなじみがあります。
Fasch,Buononcini,Dreyerなど。もちろんバロックの大御所、バッハやビバルディもありました。

フルートの魅力がたっぷりのバロック音楽は癒しです~。普段はあまり演奏されないチェンバロの音色とばっちり溶け合っていて、大変満足しました。

このバロックの日々の最終日には、なんとスイス在住の日本人ピアニスト、脇田英里子さんが登場です。

この日のコンサートは脇田さんのチェンバロと、バロック時代の木製フルート、トルコ人フルーティスト、Nihan Atalayさんのトラヴェルソとのアンサンブルでした。

トラヴェルソの音色が聴けるめったにない機会です。
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トラヴェルソはツゲや黒檀でできていて、金属製の現代フルートのようにたくさんのキーがあるわけではなく、6つの穴が開いているだけのシンプルな笛なのですが、演奏は大変難しいようです。

木製ですからそのぬくもりが感じられ、柔らかな音が出るのですが、普通のフルートよりやや音が小さく感じられました。

ヘンデルやテレマンなどの有名作曲家以外にはLaclairやForquerayなどの作品が演奏されました。チェンバロのソロもあって、たっぷり脇田さんの演奏を堪能できました。

小さいホールですから、演奏後も楽屋に行ってしまったりして、演奏者の方々に会うことができました。
12122012731_convert_20121220064647.jpg
こんな風に娘とツーショットも。
このように一流の人々と触れ合うと娘によい影響があるのでないかと期待しましたが、本人はまったく理解していません。

無料で誰でも気軽に行かれますので、プログラムをチェックしてみなさんも足を運んでみてください。Notre Dame De Sion Lisesiのホームページでチェックできます。


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