トルコ語翻訳家のイスタンブル暮らし
トルコ・イスタンブール生活22年目、反抗期真っ盛り上の娘、生まれてからずっと反抗期の下の娘をかかえる働く母の日々の出来事や感じたことを綴ります。
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トルコ生活22年目の二人子持ちの翻訳家・通訳の日常生活と旅行の記録です。トルコ民家研究がライフワークです。



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オズゲジャン殺人事件に思うこと
ozge1

2月11日からメルスィン県タルスス郡で行方不明になっていた、
女子大生オズゲジャン・アスランさんが、
13日に焼死体で発見されました。

犯人はオズゲさんが乗ったミニバスの運転手でした。

供述では、
夜の8時ごろひとりで乗ってきて、
メルスィンへ急いでいたので、
他に客もいなかったので、
100TLで直接行こうと言ったら同意したにもかかわらず、
高速道路に乗ったら、
なぜ道を変えるのかと怒り、
持っていたトウガラシガスを撒いて殴ってきたので、
ナイフで刺した、ということでした。

遺体をどうしようか困ったので、
友人を呼び出しましたが、
そのときはまだ息があったのに、
首を刺してとどめを刺したと供述したようです。

乱闘の際に顔をひっかかれたので、
爪に自分のDNAが残っていると思い、
手首も切って、
ガソリンを撒いて焼いた。

ということです。

しかし、
死体遺棄を手伝った友人の供述とは食い違っていました。

レイプしようとして抵抗されたので殺したとも言われています。

女学生がそんなことでガスを撒くはずがないし、
ガスは危ない目に遭ったときのために
持っていたのだと思います。

この事件はトルコで大きく取り上げられ、
各地で抗議デモが行われました。
今日も続いています。

ozge2

ミニバスで最後ひとりになってしまって、
レイプされたという話はきいたことがあります。

そうでなくてもトルコではレイプは社会的に重罪と見られていない節があります。

というか、女性が非常に軽んじられている。

少女婚もいまだに続いているし、

毎日のように夫や恋人に殺されている女性がいます。

雪崩のように起こった抗議デモは、
「もういいかげんにしろ!」
のに表現です。

EUに準じるため、一度廃止された死刑制度を
復活させようという声も上がっています。

世界的な調査会社Biemetの調査によると、

2014年に男性に殺害された女性は281人に上っており、
前年に比べて3割も増加しています。

そのうち、夫や離婚した元夫に殺されたのが46%、恋人が10%でした。

また、刑事訴訟になったレイプが109件報告されています。
この数はほんの氷山の一角です。
レイプの犠牲者の3人に一人は12-17歳の少女たち。
13%がツーリストや移民、
恐ろしいことに4.5%が障害者です。

保護する人がいなかったり、言葉が不自由だったりする女性を狙う、
恐ろしく卑劣な行為です。

男性の暴力による傷害も報告されているだけで560件。

こういった犯罪を犯しても、数年で出てきてしまうのです。
最初は長い刑が下されても、
服役してからなぜが刑が「品行方正」が理由で割引されてしまうのです。
無期懲役になっても、10年やそこらで出てきてしまうことがあります。
「恩赦」が出たこともありました。
それで出てきた男はまた殺人やレイプをしました。

ディヤルバクルで日本人ツーリストをレイプ(未遂?)した犯人も、
公判中の真面目な態度、後悔しているなどの理由で、
たったの2年半の実刑判決、
しかも執行猶予つきで刑務所に入りませんでした。

妻に暴力をふるった夫も、
実刑判決を受けても5年は執行猶予がつきもので、
その間に殺してしまうことが多いのです。

近親者にレイプされ、それがばれると女性のほうが殺されてしまう、
というしきたりがまだ続いている地方もあります。

レイプされると、
「お前が誘ったんだろう」
と逆に責められたり、
「ミニスカートなんかはいてるからだ」
と、同じ女性なのに怒る女性もいます。

それでは女性はひとりで外を歩くな、
好きな恰好をするな、
ということです。

化粧をしたり、ミニスカートをはいている女性は
レイプしてもいい、
と思っている男性がいます。
というか、自分でも気づいてないかもしれませんが、
多くのトルコ人男性の潜在意識にあるような気がします。
(もちろん実際に行動に移す人はほとんどいませんが)

それに、私たち外国人女性。
守ってくれる家族がいない独身の外国人女性は、
恰好の標的です。
そういう女性にはハラスメントをしてもいい、
という潜在意識を持っているトルコ人男性が多いように思います。
夫がいるとわかったとたんに態度が変わる男性がいます。

ヨーロッパでは1度でも性的犯罪を犯した男性は、
刑期を終えても性欲をなくす薬を投与したりする
国があるそうです。

お願いだから、悪質な殺人犯には刑の割引をしたりして、
甘やかさないでもらいたいです。

政府に都合が悪い事件の裁判は、
事件が起こった地方から遠くの
場所の裁判所に移し、
何度も延期し、
世論から忘れられるように仕向ける。
それもいつもの手です。

ozge3
オズゲジャンのお父さんは「犯人の処罰は法に委ねます」と言っています。
いつも重犯罪者に刑の割引をしている
トルコの司法へ呼びかけているようにも聞こえます。
右は女性の駆け込み寺、「Mor Çatı」の会長。

トルコは寛容の国ですが、
ゆるしていことと悪いことがある。

そこのところをはき違えていると、
いつまでたっても先進的な立法国家にはなれないのでは?


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