トルコ語翻訳家のイスタンブル暮らし
トルコ・イスタンブール生活22年目、反抗期真っ盛り上の娘、生まれてからずっと反抗期の下の娘をかかえる働く母の日々の出来事や感じたことを綴ります。
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トルコ生活22年目の二人子持ちの翻訳家・通訳の日常生活と旅行の記録です。トルコ民家研究がライフワークです。



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日曜はメネメン!
 今年はずっと天気が悪くてなかなかおいしい完熟トマトがなく、トマト料理ができないでいましたが、ようやくトマトがおいしい季節になってきました。そこで今日の朝ごはんはメネメンをつくることにしました。

                   P1030019_convert_20120603190552.jpg

 メネメンはトマトと卵でつくる、トルコでは超ポピュラーな料理です。
 お好みで先に玉ねぎのみじん切りや青とうがらしをいためておいたりします。そこにみじん切りにしたかすりおろした完熟トマトをいれ、汁気がでてぐじゅじゅになるまで蓋をして煮ます。塩で味を調え、そこに溶き卵をまわしいれて再び蓋をし、卵がふんわり固まりかけたら火を止めます。あまり火にかけていると卵が硬くなってしまいますので注意が必要です。わたしは汁気が多いのが好きなので卵は少な目にします。
 出来上がったメネメンはスプーンですくって食べずにちぎったパンですくってそのままお口へ、が基本です。
 
 まるでトルコ人始まって以来存在してきたかのような料理ですが、実はメネメンをはじめとするトマト料理の歴史はそれほど古くありません。今のトルコ料理にはほとんどトマトが入っていますが、トマトがトルコに入ってきたのは1900年代初頭でした。それも本格的に栽培され始めたのは1923年の共和国建国以降でした。

 第一次世界大戦に敗戦したオスマン帝国はイギリスなどの列強に分割されそうになりますが、アタテュルクが祖国解放戦争を起こして勝利し、共和国が建国されました。1923年に調印されたローザンヌ和平会議で現在の国境が定められましたが、ギリシャとの間に「住民交換」という条約も結ばれました。トルコ語で(アラビア語源)Mübadeleといわれるこの取り決めは、ギリシャにいるトルコ系住民とトルコにいるギリシャ系住民を交換するというものでした。エーゲ海沿岸のまちには多くのギリシャ系住民がいましたので、彼らがギリシャに行ってしまったあとにはそこへギリシャからのトルコ人移民が入ってきました。そんな町のうちのひとつが、イズミール県のメネメンというまちでした。特にその周辺には旧オスマン領のクレタ島から移民してきた人々が多く、戦争の間ギリシャ人から逃れて山に隠れている間、さまざまな山草をとって、卵でとじて食べていたそうです。当時メネメン周辺はさまざまな野菜の栽培地として知られていました。住民交換での移民受け入れと、トマト栽培がこの地で始められた時期がちょうど一致していました。クレタ島からのトルコ人たちはトマトも卵とじにして食べ始め、地元住民との交流が深まるにつれ、この料理も知れ渡るようになりました。特に大人数の来客があったときなどに出されたので、付近のまちでも有名になりました。1930年代に入るとメネメンの食堂でもこのメニューが出されるようになったそうです。こうして生まれたのが現在の「メネメン」なのでした。トルコ語がわかる人で興味のある方はwww.menementarihi.comでもっと詳しいことが載っています。

 メネメンはうちのこどもたちも大好き。これでパンを大量に食べます。ごま油でつくっておそばやそうめんの上に乗せて食べてもGOODです。

 最後にもうひとつ、メネメンのおともに子供たちに牛乳を飲ませます。最近うちの近くで売っているのを発見したアタテュルク農場・Atatürk Orman Çiftliğiの牛乳は、普通の牛乳より高いですがおいしいです。アタテュルク直々に設立したアタテュルク農場の製品はみなおいしいし、安心品質。アタテュルク好きにはまた別の意味で喜びの製品です。今度ここのヤギのミルクも試して見ます。

                   P1030021_convert_20120603190751.jpg


 
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テーマ:トルコ - ジャンル:海外情報


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