トルコ語翻訳家のイスタンブル暮らし
トルコ・イスタンブール生活22年目、反抗期真っ盛り上の娘、生まれてからずっと反抗期の下の娘をかかえる働く母の日々の出来事や感じたことを綴ります。
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トルコ生活22年目の二人子持ちの翻訳家・通訳の日常生活と旅行の記録です。トルコ民家研究がライフワークです。



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「akil insanlar ・賢者たち」で積年のテロ問題解決なるか?
ずっとこのことを書きたいとおもっていたのですが、
なにしろここのところひどく忙しく、
ブログの更新もままならない毎日。

2月末でしたか、
35年間もテロ行為を続けてきた、
トルコのETAみたいな武装集団の
PKK(クルド労働者党)のシンパであるBDP(平和民主党)が、
逮捕され、マルマラ海イムラル島で監禁されている
pkkのリーダー、オジャランと会見。
これで政権党のAKPは本格的に積年の悩みの
「解決過程」にのりだしたわけです。

Ahmet türk
この人はbdpのアフメット・トゥルクなんですが、姓がtürkなんですよね、クルド人なのに。バルカンからの移民にはこういうトゥルクがついた名前の人が多いんですが、きっと移住してきてすぐ姓名法ができて、名乗る時に新天地トルコに根ざす決心からつけたんでしょうね。クルド人にもこれ系の名前けっこういるようです。


これには「テロ犠牲者の血を売っている!」と、野党が黙っていませんでしたが、
この会見の結果、オジャランは、
今尚ゲリラ戦のみならず都市部でも無差別テロを
続けているpkkに「武装解除」を呼びかけました。
pkk残党のリーダーカラユラン(祖国解放戦争の時に
ガズィアンテップで大活躍した人と
同じ名前なんですよね, 皮肉にも)
これを受けて「段階的に武装解除する」
と発表。

思えば長い道のりでした。
私がトルコに来た当初の90年代前半は、
まさしくpkkのテロが激しい時代でした。
毎日のように村が攻撃され、
村人たちは故郷を締め出されて都市へ移住を余儀なくされていました。
とても新聞やテレビでは見せられないような、
赤ちゃんの死体や、ひどい拷問の末に殺された人の写真を
見たことがあります。
彼らもクルド人なんですよ。
資金提供をしなかったりするとこういう目にあっていたんです。
逆にpkkに協力していると、軍に目をつけられて、
しょちゅうしょっ引かれたり。
村の学校の先生も寮を襲われて殺されました。
pkkにはいる人のほとんどは小卒か、文盲ですから、
教育を受けてもらいたくないわけです。
都市部では自爆テロが多発、
山岳部ではゲリラ戦で多くの兵士が戦死しました。
これまでにpkkが原因でなくなった方は
3万人にも上ります。

これでは政府当局も彼らを弾圧せざるを得なかったのですが、
それをヨーロッパ諸国は「クルド人弾圧」と、トルコ政府を
批判しました。丁度EUに入るだなんだともめていたときでしたので、
あちらにとっては入れてやらないいい材料でしたよね。
しかしあまりのひどさに後で彼らもテロリスト認定をしました。

あまりにもテロがひどいので、政府のほうもクルド人とみると
「pkkかどうか」をきびしくチェックするようになりまして、
出身地が南東部だとネズミ捕りのときに尋問されたりしてました。
普通のクルド人にとっても住みにくい世の中になってしまったわけですね。
私のpkkでないクルド人一般市民の友人は、
ニュージーランドに移民してしまいました。
今はほんとによくなりました。

さて〜
野党のchpは、
「何と引き換えに武装解除を承諾させたのか」
と与党攻撃に余念がありません。
クルド人自治区を認めたり、はたまた
クルディスタンの国を作ること、
オジャランの釈放などをひきかえにしたのではないかと
批判しています。これで本当に解決したら
手柄は全部AKPのものになって、後悔しますよ。

引き換え条件があったのかどうかまだわかりません。

もしかしたらpkkももう疲れたのかも。
政府が歩み寄っているうちに降参しておくか。

ところで、殺人集団pkkと対話するなんて、
犠牲者の家族が許さん〜という野党でしたが、
akpは「akil insanlar・賢者たち」というネーミングの
民間使節団を結成しました。なんかいけてない名前が
akpらしいですね。
なんと往年の大女優、ヒュルヤ・コチイイト、
歳とりましたが未だに人気の俳優カディル・イナヌル、
地方青年の心を未だに鷲掴みにしている長老歌手
オルハン・ゲンジョバイなどなどの有名人や、
大学教授、ジャーナリストなどからなる
一団です。

彼らの中にはクルド系もいるんでしょう、
ちっとよく知りませんが。

Hülya koçyiğit
これが有名サッカー選手、セリム・ソイダンと結婚して当時一世を風靡したヒュルヤ・コチイイト。彼女が主演した「susuz yaz」「diyet」とか最高でした。

この賢者たちは、犠牲者の家族を訪問して回り、
意見をききました。
すると意外に遺族たちもテロリストとの
対話を認めていて、
もうこれ以上地を流して欲しくないと希望しているんですね。

これが全部本音なのか、それとも仕込まれた芝居なのかは
わかりません。

でも、対話がなければ解決がないことも事実です。

野党は「テロリストとの対話はあり得ない」
と、今回のakpの政策を批判ばかりしていますが、
ではこれまで通り武力同士の対立を続けて
解決すると思っているのでしょうか。
批判するなら何か案を出せですね。

さて〜
これで本当にpkkが終わりになればいいですけど。
ホント、切に願います。


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