トルコ語翻訳家のイスタンブル暮らし
トルコ・イスタンブール生活22年目、反抗期真っ盛り上の娘、生まれてからずっと反抗期の下の娘をかかえる働く母の日々の出来事や感じたことを綴ります。
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トルコ生活22年目の二人子持ちの翻訳家・通訳の日常生活と旅行の記録です。トルコ民家研究がライフワークです。



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イスタンブルの国立精神病院とミュージアム
夏にキャンセルになったイスタンブルでの
精神科医学会の予定をキャンセルしないで
イスタンブルに来たお医者さんの視察に同行しました。

キャンセルになったのはゲズィ公園のデモのせいです。
でもこのお医者さんはせっかく予定を組んだので、
そのままイスタンブルへ。
同業者めぐりです。

ご専門は「統合失調症」
何かな〜と思ったら、分裂症のことを最近こういうらしいです。
しかも「思春期における早期同定」が研究内容だとか。

なんでも、小さい時「お利口さん」と呼ばれて
親のいうことに反抗しない大人しいコが、
思春期になって爆発することで発覚することが多いそう。

さて、私の知り合いのつてで、イスタンブルの
国立精神病院の先生にアポをとりました。
Dr. mazhar osman Bakırköy ruh ve sinir hastalıklar hastanesi
が正式名称です。バクルキョイにあります。

不謹慎ですが、ずっと気になっていたあの病院の中。
中に入るのは滅多にないチャンスです。

Ruh3
小児精神科や刑事的精神鑑定のほか、なぜか歯科があります。

Ruh2
中はこんな風に緑豊かで、病院だということを忘れてしまいそうです。
ちなみに病院の外部も林になっていて、ピクニックできます。

写真を撮るのははばかれましたのでありませんが、
患者さんたちが芝生に寝そべっていました。

Ruh1
各病棟の間は屋外回廊で結ばれています。
天井がとても低くて圧迫感があります。

さて我々は「統合失調症」の病棟へ。
しかしトルコ語や英語では相変わらず「schizofrenia」のままですけど。

ここもやはり写真を撮るのははばられますので
画像はありませんが、
鉄格子がはまっていて、ドアにはいちいち鍵をかけています。
患者さんは病室以外にも出てきていて、共同の場所にある長椅子に寝そべったりしています。
看護師さんたちはも慣れっこで、子供をなだめるように患者さんたちに接しています。
先生の部屋に通されましたが、すぐ鍵をかけてしまいました。

日本から来た先生は思春期に統合失調症が発覚した子どもたちに
幼少時代を振り返ってもらうという調査をやってこられて、
それを今回の学会で発表するはずだったのです。
しかたなく、ここでこの病院の先生にだけ話しておられました。

さっきも書きましたが、幼少期、静かで親のいうことをよく聞いて
「いや」と言わなかった子どもが、思春期になって急に爆発したという調査結果でした。

じゃあ、うちの子は大丈夫ですね〜

ついでにわたしは自分がアスペルガー症候群の気がるんじゃないかと
疑っていましたが、ふたりの先生が声を揃えて「違う〜」と
言っておられたので安心しました。

ちなみに日本ではアスペルガーはもう病気の分類ではなく、
その人の「特性」とみなされることになったそうです。

さて〜、いよいよずっと気にしていたこの病院の博物館です!

Ruh6
こんな風に昔の医療道具が展示されている他、年代ごとの写真もあります。

Ruh5
この人が病院の創設者、マズハル・オスマン医師です。
トルコ初の精神科医、レシャット・タフスィン医師の助手であった彼は、なんとドイツで
あのアルツハイマー博士にも従事していたそうです。

Ruh7
ハンニバル!ですね!

Ruh4
こちらの様子は、この病院の前身となった、ウスキュダルのatik valide sultanモスク・コンプレクス内にあった、
療養所です。踊っているような様子です。この療養所のあと、1927年に今の場所に移りました。

Ruh8
オスマン時代からの伝統で、音楽療法もやっていました。

Ruh9
19世紀末にゴッホだかユトリロだか忘れましたが、彼らが入っていた精神病院
でも芝居療法というのをやっていたと思いましたが、ここでもやっていたんですね。

Ruh10
この病院最大の目玉は、病院のマークにもなっているロダンの
「考える人」のレプリカです。
話によると、50年代にふたりの患者が制作したということです。
始めひとりで作って今いたが、その人がいやになって途中でやめると、
別の患者があとをついで完成させたということです。

しめくくりにこの病院の先生が言っていたことを書きます。
「西洋では精神病の人を奇人扱いして社会から排除しようとする傾向が昔から
ありましたが、東洋では社会の一員としてやさしく扱ってきましたね。
トルコでもそうでしたが、最近は変わってきてしまっています。
それが治療方法にも反映されてしまっています。さみしいですね」

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